ヒバクと人魚姫と科学の国・・ちょっと振り向いてみただけの異邦人

おはようございます☆ウクレレ歌人です。
先週末頼んでた本がどさっと来た。

主に、分子結合の話ばっかりです。
で、アタシ化学の基礎がわかってないので、基礎本を読んでて、化学式というのは化学の国の言語だよって書いてあって、ふと思ったことがあったので、アタシの今までの気持ちを整理する上で書いておこうと思います。長いよ。

最近化学物理ブームですが、いや、ブームって言うより、ナンなんだろうなと思ってるだけなんだけど、ちょうど子供もちょうどひっかかってきるので、ブームみたいな生易しいもんじゃなくて、マジで一緒に勉強するハメになってますが、そもそもこの化学物理ブームは、「放射線は、なぜDNAの結合を切るのか」と言うところに端を発しておるわけです。

皆さん、そんなことって考えたことありました?アタシはありませんでした。
なんか放射線が当たったら、大雑把にじぃぃいんんと何かが起こり、細胞が変なふうになりっぱなしになるんだろ。と思ってただけです。

今書いててふとおもったのですが。

病気には治るものと、治らないものがある。


最近びっくりしたのですが、お医者さんが書いた文章で、病気になったら治療をしないといけない。と言う既成概念に囚われていたが、違ってた。みたいなのがあったのね。えーそんな考え方があるんだ。と思ったわけ。

アタシ子供の頃に、風邪って言うのは薬を飲まなくても治るのだ。と思っていて、親は風邪引いたら薬飲め飲め言うんだけど、この薬が苦くておまけに飲んでもけろっと効くということがまるでない。結局熱出すと風邪が治る。アタシはきっと風邪は熱が治してるんだろうと思ったのですよ。小学校2年ぐらいの頃かな。

あと、アタシはよく怪我する子供だったんです。落ち着きないから走り回るんだけど、不注意だったからつまづくわけ。すると、毎週一回はひざ小僧をすりむいてかさぶたが出来る。あと、紙で手を切る。等々。土の上で転んだときは一度怪我を洗って消毒をして薬を塗って・・みたいなことをしてたけど、(破傷風菌が入るといけないからって習った)最近は消毒って言うのもあんまりよくないのでは。と言う話もありますね。その辺はよくわかんないけど。ただまぁ、そのかさぶたが出来て治っていく過程を何回も見てると、体が自分を治してる感じがすごくよくわかった。なんか体には治る力があるんだなと。

まぁ、そう言うバックグラウンドがあったので、風邪も治る力があるんじゃないかと思ってたわけです。もちろん、こじらすこともあるだろうともおもってた。友達がよく風邪こじらせて肺炎やってたから。だけど、親は医療従事者だけど、その私がびっくりしたお医者さん同様、何かしないと病気は進行するだけだと思ってたのね。私の医療に対する疑問符?はここから始まってるんですけど。


で、話が長くなってきたんですけど、その病気には

治るもの

治らないものがある

みたいなことがあって、白血病を放置してたら、多分直らないんだと思ってたし、癌は時々治るみたいだけど、一体どこの何が違うわけ?っていうのが今の疑問なんですが・・ああ、話が飛んじゃった。


で、まーそんな大雑把な理解だったんですが。だからなんかよくわからないけど、ものの本を斜め読みすると、放射線が人体に当たると、白血病が起こったり癌になったりするんだな。と。もうちょっとよく読むと、DNAが変化するんだな。と。


なんかボヨーンとそう思ってたんです。
別に放射線で細胞に何が起こってそうなるのかなんて知る必要ないと思ってたんですけど。だって当たったらそうなっちゃうわけだから。

と。

だけど、世の中には放射線はちょっとぐらい当たったって、体が修復しちゃうからいいんだよと。人体は素晴らしいんだよ。って言う人もいるし(そんなわけあるかーとアタシは思ってるけど)そう言うちょっとでも当たったらやっぱりDNAを壊す。壊したものを治しはするけど、直し間違いが出来ちゃうこともある。そう言うのが溜まっていったら癌への道をどんどん歩いていっちゃうんだから、なるべく放射線なんかあびないほうがいいんだよって言う話しとかあって・・うーーーーん。人体とは一体どうなっちょるんじゃ。放射線が当たるとどうなるんだ?


ってところで、人体とは、放射線とは?ってところで、、なんとなく化学物理生物みたいな感じになってきちゃったわけですね。ああ困った困った。


それまでのアタシは、どちらかというと、「ヒバク」をとりまく心理学というか社会構造に興味があった。いかに、「ヒバク」に対して差別があったかとか、それが隠されようとしたかとか、問題を隠すためにある種のヒトがどう言うことをしたかとか、ソレ(弾圧)に対してどう拮抗したか、被害者はどう言う思いを抱いてきたか。他の社会問題も同じ構造があるのだとか、どうやって解決しようとしてきたのか、何が上手く言ってないのか。そう言うところ。

うーん、話が長くなってアレだけど、ちょっと自分が自分で混乱してる部分を整理したいから書いちゃうけど、まぁ、そう言う興味から、もっと厳密に「ヒバク」そのものについて考えてみようかなーと思ったきっかけって言うのはイロイロあって、又長いんだけど、きっかけについては、また、別に書くとして、短くいえば、放射線はいかにしてDNAの結合を切るか。


ってことなんですけどね。


で、DNAとは何か。

なんか細胞のなかに二本のリボンみたいなのがラセン状にぐるリンぐるリンしてる図がよくでてくるじゃないですか。アレに自分が出来る設計図が入ってるんだよと言う。

あーリボンが入ってんのね。って思ってたんだけど、なんでリボンが線でおかしくなるの?ってね。ふと思ったわけ。あのベロンベロンのリボンが包丁みたいに切れるの?と思ったけど、なんか違うらしい。と。

あのさーよく出てくるDNAの図って二次元じゃないですか。だけど、DNAはホントは立体構造になってるのね。3次元なんですよ。なんだか原子が集まって分子になって分子が繋がってるわけですよ。放射線はなんか一本のラインで表されるじゃないですか。一次元が、どうやって二次元を切るのか?って言う。ベロンベロンの二次元に一次元のものが通っても、穴があくだけじゃないのかとか(笑)そう言うのがわかんなかったんですよ。全然。

と言うわけで、それは一体なんなのだ?と言うところがアリスの穴のようにぽっかりと開いていて、私は分子だの原子だのの国の扉を開けちゃったわけでした。

それまでは、科学の国の人たちがその辺にいても、なんだかよくわからない言葉を喋っているなぁと思ってたんです。

穴の向こうに行くと皆知らない言葉で喋ってるわけですよ。
いや、本や、喋ってる言葉は日本語ですけどね。わかんないわけ。

それってさー外国行って同じ人間なのに、全然わかんない言葉を喋られたときの怖さに似てるよね。私は関西人ですが、関東に来て、関東弁のイントネーションを獲得するまで、喋るのが辛い時期があった。自分の気持ちを言い切るのに、やっぱり、関東弁だと細かいことがいいきれないなぁと20年以上経つのにそう思うんだもん。

人魚姫はさー王子さまに会いに行くために魔女に足を貰って声を失うわけでしょ?私も科学の国に行ったら言葉がないわけ。オカルト系ならいえるけど。で、言語獲得のためのことから始めなきゃなーと思って、イロイロ本を眺めてみるんだけど、うーん、なかなかねえ。

そう言う事・・まぁ、ようするに、科学の国の言葉をわかるようになってどうするわけ?誰に何を言おうとするわけ?みたいなことを言われたことあるんですけど、あっちの世界のヒトが勝手にどんどん何かやってることに対して言葉がないって言うのは辛いですよ。逆に向こうのヒトは言葉があるわけなんでしょうか?ないから「力」で気持ちが納得できないことをするんじゃないのか。とかね。上手く言えないけど・・思うわけなんですよ。


そう言うとき、辺境に住む人たちの気持ちを思うの。
同時通訳の機械もなしに、どうやって生きてんだ?とね。

で、
私が誰にどう何を言いたいのかと言うか、何をしたいのか。と言うと、なんか「通訳」になりたいんじゃないだろうか。と漠然と思うわけ。

でもまー誰か具体的にヒトに向かう前に、自分の中に「通訳」を必要としてる。
と言うこと。

陸上に上がってなおかつ、喋る人魚姫になりたいわけですね。姫なんて言うとさーおこがましーとぶんなぐられるかもしれないけど。


で、まだ、そう言うとこまで至ってないので、久保田早紀の異邦人を歌っちゃうわけですが。



子供たちが空に向かい両手を広げ
鳥や雲や夢までも掴もうとしている
その姿は昨日までの何も知らない私
あなたにその指が届くと信じていた

歌詞全文
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=35691
・・

って感じですな。今は。

でもまーあっちに別荘を置きたいと思ってるって。
で、基礎工事をしてます。いや、役所で手続き途中。
みたいな感じですね。今は。


なんかボヨーンとした近況整理しつつの日記でした。